2005年4月5日火曜日


2日後に幼稚園の入園式を控えて、お祝いもかねていとこ達が遊びに来てくれていました。
夫の両親と同居していて、とわちゃんには3つ上のお姉ちゃんと、3つ下の妹がいます。3姉妹の真ん中。いつも元気いっぱいでよく笑うとわちゃん!!なんだけどその日はなんだか調子が悪くコロコロとこたつで横になってました。
起き上がれず、遊びに来たいとこ達とも遊べず…。
心配したばあばが「ねえママ、とわちゃん病院に連れてったら?」というので、かかりつけの近所の小児科へ行くことにしました。


向かっている車中でもぐったりとして起き上がれない様子。なんとか待合室まで支えながら行きましたが、受付をして戻るとソファーにあおむけで寝てしまいました。その様子にハッとしました。顔が真っ白だったのです。


診察の結果、すぐに大きな病院で検査をするよう紹介されそのまま社会保険病院へ。車中で眠って気分が良くなったとわちゃん。そのなんだかそのまま帰れそう…。でも検査しなきゃね。
MRIでは「とわちゃん、大丈夫ですか???」と技師さんの問いかけに「はぁ~い!!」と元気に返答しながら受けていて、きっと何でもないのよ、先生大げさなんだから!帰りに夕飯の買い物しなきゃ、何にしようかな…なんて軽い気持ちでいました。


検査結果を待っていると、先生が「ご主人も一緒にお話を聞いてほしいのですが、病院に来れますか。」と言われました。


嫌な予感。
ざわざわとした嫌な予感。


主人が到着し、すぐに先生に呼ばれて部屋へ。先生が看護師に「シャットアウト!!」と告げて3人でカーテンの中へ。
「もっと検査をしないと断言できませんが、娘さんはおそらく…」
と言うと、メモ用紙を私たちに見せてきました。そこには


【急性リンパ性白血病】


と書いてありました。
なんだろうこれは。うそ、白血病?とわちゃんが?白血病って何だっけ?
主人がいろいろと質問していた。頭が真っ白で覚えていないけど確かどれくらい入院するんですか?って聞いたら短くても3か月と先生が言った。しかもこのまま即入院してくださいとも。

でも先生、とわちゃん明後日入園式なの。
先生は何にも悪くないけど、急に言われても入院なんて無理!そんなこと言わないで!

残酷にもそのまま検査が続く。その間、明日から治療する病院を決めたり、家族に連絡したり、入院の用意を取りに家に帰ったり。
帰ったらお姉ちゃんがこたつで寝ていました。そこへバタバタと焦る私。「また病院行かなきゃ!」と慌てて言ったら驚いて泣いてまった。お姉ちゃんもとわちゃんと同じで3日後には入学式。ぴかぴかの1年生。
「ごめんねまぁちゃん、とわちゃんが病気になっちゃって入院したんだ。お母さん今夜病院に泊まるね。」

病気は誰も悪くない。仕方ないのかもしれない。
でも病気になると生活が一変する恐怖を知りました。
まだ小さい子供が病気になるなんて。しかも白血病だなんて。
明日からどうすればいいんだろう。

私以上に不安になってるであろうとわちゃんに【めばえ】を買って病室へ。
私の不安をよそにとわちゃんはハイテンション。
2人で付録のプリキュアを黙々と作って消灯後も遊び続けました。
隣のベットには小学4年生くらいの女の子。小さい弟がいるからママは消灯時間になったら帰るんだって。ママが「いつ退院ですか?」と聞くので「明日です。」と答えました。
明日起きたら全部夢だったらいいのにな。

明日から【こども病院】に転院です。